週刊 横濱80’ｓ

ある日の出港風景

＊１９８２年、新港埠頭にて


＊来月のUP予定
２月　５日：海岸通の戦前建築・その一
２月１２日：海岸通の戦前建築・その二
２月１９日：海岸通４－２３ 横浜万国橋労働福祉センター
２月２６日：日本大通の戦前建築

東西運輸

　現在、かつての山下臨港線を再利用した山下臨港線プロムナードから象の鼻や大桟橋へ向かう階段を下りた目の前にこんな建物があります。

　この建物は、↑の写真を撮影した１９８０年代は東西運輸という運送会社の建物で、確証はありませんが現在公開されているあれやこれやの資料を比較してみると、昭和６年から１０年の間に、内外通商（現ハマカフェ）と並びの建物と同時期に建てられたものだと思われます（ジャパンエキスプレスコンピュタセンターの建物は１９３６年／昭和11年に建て直されたもの）。


＊写真はすべて１９８２年撮影。

船のポートレート その２

＊写真はすべて１９８７年撮影。

東海道本線貨物支線 高島駅完全版

　過去に当サイトでは「東海道本線貨物支線　高島駅」 、「横浜機関区機関庫」とかつて横浜駅東口の裏……というか、かつての東急東横線の高島駅と国道一号線を挟んで隣り……というか向かいにあった高島駅関連の写真をUPしていますが、今回はこれらをまとめて、さらに未UP写真を加えて完全版、ということで↓。

－写真①（国道一号の歩道橋から）－

－写真②（国道一号の歩道から）－

－写真③（機関庫の裏）－

－写真④（機関区事務所前）－

－写真⑤（スカイビル裏手より見た帷子川沿いの第二荷揚場上屋）－

－写真⑥（築地橋脇より）－

－写真⑦（高島駅正面入口）－

－写真⑧（高島駅正面入口）－

－写真⑨（第二貨物ホーム）－

－写真⑩（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑪（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑫（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑬（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑭（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑮（操車場に置かれた廃車になった貨車）－

－写真⑯（市場大橋から見た高島駅全景）－



＊１９８４～１９８７年に撮影。

瑞穂橋

　現在、かの有名な"ポーラスター"と"スターダスト"がある神奈川区千若町２丁目と、



いまだに米軍に接収されたままのノースピア、はたまたノースドックこと瑞穂埠頭を結ぶ瑞穂橋は、実は１９９５年に新しく架けられた二代目の瑞穂橋。

　初代の瑞穂橋は、１９２９年（昭和４年）７月に竣工した長さ76m、幅員24mの大阪汽車会社が製作した鉄の橋桁の両側に、コンクリート鋪装した歩道と車道部分に花崗岩の小鋪石（舗石）が敷かれ、橋梁の両端左右に高欄、上部に照明設備、根元部分には銘板（戦時中の金属供出で取り外されたまま？）がある公道橋と↓

＊写真は１９３４年（昭和９年）に内務省横浜土木出張所が発行した「横浜港と其修築」より

１９３４年（昭和９年）に竣工した横河橋梁会社によって製作された国内初の溶接工法を使用して作られた鋼板トラス構造の複線用鉄道橋の↓



二つワンセットで、１９２５年（大正14年）から埋め立てが始まった千若町地先外国貿易設備埋立地こと現在の瑞穂埠頭と本土との連絡橋として造られました（１９３４年（昭和９年）に内務省横浜土木出張所が発行した「横浜港と其修築」より）。

＊車道部分の花崗岩の小鋪石（舗石）鋪装

＊橋が作られた当時には先端の金属で覆われている部分に電灯が設置されていたそうな。

＊ラインの左が日本、右側は米軍の管轄









＊撮影当時、瑞穂橋を渡った先にあった税関の監所



＊瑞穂橋から現在のコットンハーバーこと当時の浅野造船所方向を見たの図





＊初代瑞穂橋建設時に造られた防衝工（橋に船が衝突することを防ぐ為の工作物のこと）


＊写真は１９８４年～１９８６年に撮影。