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週刊 横濱80’s

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2013年 07月 21日

相生町1丁目 コーヒーの大学院ルミエール・ド・パリ

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いきなりですが、この店をググるとごっそりヒットするのはどうしてなんでしょうか?

ということで、ヒットしたサイトを開いてみても正直な話、この店のいったい何が面白いのかが私にはまったく理解できません。

というのも、私には、ただの喫茶店にしか見えないものでして・・・・・・

なにせ当時は、昨今のように街角の辻辻にスタバ(私はこの店で出される飲み物をコーヒーとは認識していませんが、世間一般ではコーヒーショップとされているようです)や、ドトール(私好みのコーヒーを飲ませてくれるし、サンドも美味いし良い店だと思います)やら、タリーズ(入ったことがありません)、あれやこれやのハンバーガー屋やらフライドチキン屋、ドーナツ屋をよく見かけますが、その昔は、これらの店がすべて「喫茶店」・・・・・・というレベルを遙かに超えていて、特に関内近辺は「数歩歩くと喫茶店がある」というくらいの乱立ぶり。

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一方、現在は隆盛を極めている前記の各コーヒーショップやバーガー店ですが、90年代に入ったあたりでようくドトールをちらほら見かけるようになった程度で、当時はマックやケンタの類は主に駅の構内やその近辺にあるのがほとんどで、さらにそのうえこの頃にはその人気の方は下降気味。

なにせ当時、これらの店では、味も香りもコクもない茶色くヤケドしそうなほど熱い熱湯をコーヒーと呼んでいたし、バーガーとポテトを付けた時の値段は今とたいして変わらなかったような・・・・・・。

それに引き替え喫茶店の方は、店内スペースに余裕のある店にはたいてい貸し切りスペースがあり、会社の会議などでよく利用されていましたし、ちょっとした打ち合わせ、待ち合わせ、仕事をさぼって一服、雨宿りに駆け込んだり、夏の暑い日などにはクーラーがギンギンに効いていたから涼みに入ったり、そしてそこで出されるコーヒーはちょっと高級そうなソーサー付きのコーヒーカップや、キンキンに冷えた銅製タンブラーでアイコが出されたり、腹が減ればいつでもビザトーストやらナポリタン、カレーライス、ピラフなどの軽食が食べられたし、朝は朝でトースト付きのモーニングセット、昼には日替わりのランチセットがあったりと、現在のファーストフード店以上に身近で便利な存在でした。

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それが昨今の禁煙ファッショの煽りを受けて"喫茶店"がただの"茶店"になってしまうし、バブルが弾けてさらにリーマンショックで、喫茶店の上得意だったリマンの方々のサイフの紐は固くなり、値下げ競争に勤しんでいる廉価なファーストフード店に客は流れてしまうし、携帯電話の普及により外に出てもサボっている暇もないし・・・・・・という時代の流れには抗し難く、かつてはそれこそ"犬も歩けば式"にそこかしこにあった喫茶店も衰退の一途を辿って現在に至る、という次第。

ということで、例によってストリートビューで最近のこの店のお姿を拝見すると、さすがに「ハイライト一箱贈呈(撮影当時は"なんとかマイルド"や"なんとかライト"全盛期だったのでハイライトをタダで貰っても喜ぶ人は少なかったと思います)」のレインサービスの看板↓

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は有りませんが、それ以外は30年前の撮影当時とまったく同じというのには一種の畏敬の念すら感じます。

*写真はすべて1981年撮影。



by yokohama80s | 2013-07-21 00:03 | 関内地区


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