旧国鉄・東海道貨物支線こと横浜臨港線の横浜港駅にはプラットホームが二カ所あり、ひとつは言わずと知れた、現在、海保の海上防災基地となっている旧四号上屋のちょうど真ん中あたりまで140mほどあった1928年竣工の旅客用プラットホーム。
現存しているのは海上防災基地の敷地からはみ出した東京寄りの40mほどが、屋根を塩ビに張り替えて「横浜港駅プラットホーム」として保存されています。
*2012年撮影
そしてもうひとつが、旅客用ホームの約100mちょっと手前(南)のレンガ倉庫の前、現在の駐車場あたりにあった写真の荷物用プラットホームこと小口貨物積卸場です。
*1984年撮影
このホームも四号上屋や、旅客用プラットホームとほぼ同時期に作られたものと思われますが、撮影当時には、すでに横浜港駅は信号所に格下げされ、旅客用、荷物用ともに屋根付きだったプラットホームは雨を避けられるちょうど良い荷物置き場となっていて、ホームの上と言わず、その周辺には海コンやらホネやら、はたまたザーサイが入った樽↓とか、
*1982年撮影(さすが中国クオリティー、タガが外れて壊れる寸前のタルばかり)
大きな木箱に梱包された建設機械や、その部品などが乱雑に置かれていて、写真のようにホーム全景を障害物無しに見渡せることができませんでした。
*1984年撮影
上の写真を撮影した時は、ちょうどお盆休み中だったこともあり、この時だけはまわりがキレイに片付けられていて、運良くこれらのカットが撮影できたと言う次第です。