2013年 01月 06日
あけましておめでとうございます。 これからも毎週日曜日に、限りある資源(写真)をちびり、ちびりともったい付けてアップしていく所存でございますので、これからもご贔屓のほどよろしくお願いいたします、という新年のご挨拶もほどほどに、今年第一弾は本町通と弁天通が交わる本町6丁目のカドにあった1890年(明治23年)創業の宇都宮徳三回漕店の本店ビルとして1929年(昭和4年)に建てられた宇徳ビルディング別館こと通称・弁六ビル。 ちなみにこのビルの通称・弁六ビルとは、「弁天通6丁目」を意味しているのですが、このビルが建っている区画は撮影当時も現在も「本町6丁目」。 そこで不思議に思って横浜市三千分一地形図の昭和6年版(1931年)を見てみると、ちょうどこのビルの正面入り口部分↓ が当時は弁天通6丁目になっていました。 ということは、このビルが建てられた当時は、このビルの住所は確かに弁天通6丁目だった、ということになるようです。 それはともかく、このビルはご覧のように三角形の土地を利用した、なかなかかっこいいビルで、桜木町駅から本町通りを山下町方向に歩いていくと一番最初に目に入るランドマーク的な建物でした。 しかし建設当時は荷揚げ業者の本社ビルだったこの建物も、撮影当時には本社機能は通りを挟んだ反対側の新築ビルに移転していて、このビルは書庫として使われていた、と記憶しています。 それもともかく、この時代に現存していた古ビルのご多分に漏れず、ビル名を記している文字が剥がれ落ちて「宇徳ヒディンク」となってしまっているのはご愛敬。 そのような些細なことに関わらず、このビルで一番かっこいいのがこの部分↓ まるで潜水艦の司令塔を連想させるデザイン。 思わず荒波をかき分けて前進していく姿を想像してしまいます(笑) *2014年12月27日:写真1枚追加しました。
by yokohama80s
| 2013-01-06 00:02
| 関内地区
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